TMシステム Practically Profound & Profoundly Practical.
英語習得を実現するプロ英語教育

英語習得は必然的に達成されるものであり、必然的に達成されないものである。英語習得を必然的に達成するのがプロの英語教育であり、TMシステムである。

The stage is set for the most effective English education ever to take the lead and to lead you to the goal of mastering English.

プロは「習得」と言いきる。
アマは「上達」と口ごもる。

アマでいくなら、選択肢はあり余るほどある。
プロでいくなら、ここに、TMシステムがある。

TMシステム(The Thorough Mastering System:完全習得システム)
英語の文法と技法の全容を実際的に深く、
深く実際的に教えきる初の英語習熟教育。

英語力:実力不足と言う前に実力発揮不足

あなたが母国語日本語で発揮している言語能力の3分の1しか英語では発揮できていないとすれば、1年でできることが3年かかることになり、5分の1なら5年かかることになり、10分の1以下なら10年以上かかるというより、何年英語をやっても英語習得の日は決してやってこない。

世に、20年、30年英語をやっているという方は、ごまんといる。しかし、20年、30年かけても英語をマスターできたという人は、極、極、極まれである。

日本人にして日本語をマスターしているの意味することは、それ相当の文章力を習得しているということであり、20才にして相当の文章力を発揮すれば文才があると尊敬を受ける。逆に、拙い文章を書く大人は、教養がないと蔑みを受けることになる。

英語でも、それ相当のライティング力をモノにして、初めて英語をモノにしたと言えるのであり、薄っぺらい英語で英語ぺらぺらは、いまだ英語よちよち歩きの域を出ない。

畢竟、英語をマスターできるか否かは、母国語日本語習得で鍛えたあなたの言語能力を、あなたが英語でも全的に働かせることができるかどうかにかかっている。

言語能力というあなたの「実力」が英語で全的に働き出すようになるためには、まず、なによりもあなたの言語能力が英語なる言語がいかなる言語であるのか、本質的に、根本的に理解する必要がある。

そのために、まず、なによりも必要なことは、深い、深い英語体験である。あなたの言語能力に深く浸透する深い英語体験である。

深い英語体験の証しは、あなたの英語の見方、見え方が変わることであり、There's more to English than meets the eye.(英語は奥の深いことば)の実感である。

「プロ」(プロが提供するプロの英語教育)は、その強大な実力によって、たった1箇月で、あなたの英語の見方·見え方を、マジックのように、変える。

やる気ほん気のあなたが、第一にやるべき英語学習は ハイテク英語第1道場 である。

英語学習:努力不足という前に努力の質

通常、努力不足が意味することは学習時間の不足である。

しかし、そも、外国語をモノにするということは、学習時間の大不足にもかかわらず、それでも外国語をマスターするということである。

英語学習が英語力向上、実力向上、実力増大に直結していくためには、英語学習がきちんと積み上がっていかねばならない。

英語学習がきちんと積み上がるためには、英語学習がシステム化していなければならない。

英語学習をシステム化できるためには、文法プラス技法のことばである英語の全体像を100%完璧に把握していなければならない。

「学習の積み上げによる実力の積み上げ」「英語学習のシステム化」「英語の全体像把握」——これが、英語を絶対確実にマスターできる英語学習の3原理であり、ここに、プロとアマの英語教育の決定的違いがあり、ここで、学習成果と学習効率においてプロが提供するプロの英語学習とアマが提供してきた甘々英語学習との間に雲泥の差が生じる。

プロの英語学習は、どこから始める必要もどこで終わる必然もない、どこまでも間延びする甘々英語学習とは違う。

システム化している英語学習には、入口がある。TMシステムという名のプロ英語学習&教育の入口は、「ここが英語入学の正門です」のTMシステム入門講座である。

TMシステムの可能性:英語革命 NOW!

The TM System is not just a step forward, not just even a giant step; it's a quantum leap toward the goal of English education: to enable every sincere and serious learner to master English.

「英語革命」が意味がすることは英語学習革命&英語教育革命であり、革命レベルまで進歩進化した英語学習を実際に、全的に実施できれば、それが英語教育革命である。

この意味で、英語学習革命を伴わない英語教育上の改革は、それがいかに大規模な改革であっても、英語教育に大きな進歩をもたらすことは決してない。

TMシステムの3大英語理解:

ノーム・チョムスキー(Noam Chomsky)著 Syntactic Structures(1957年)に源を発し、20世紀後半に英文法界の主流を形成した変形生成文法(transformational generative grammar)、短く変形文法(transformational grammar)、生成文法(generative grammar)も「英文法の中核は変形」であるが、学問的に深くとも「実際的に深く、深く実際的」では全くない、learning for learning's sake(学問のための学問)である変形文法は「革命文法」との異名も取ったが、英語学習者のための a system of English grammar for the sake of mastering English(英語習得のための英文法体系)ではない。

英語には、TMシステムで変形構文(transformationally generated construction)と呼ぶそれ自体が変形生成した構文がある。「がある」というより、変形構文は英語の構文の中核である。

TMシステムの4大英語理解:

というのも、英語の構文の大半は変形構文であるからだ。

TMシステムによる英語6大構文:

英語の6大構文の内、関係詞構文(関係代名詞/副詞/形容詞構文)、分詞構文、there構文、形式主語/目的語構文はそれ自体が変形構文であり、英語に40以上ある強調構文(TMシステムの認識)の9割以上は変形構文である。

また、S+V+O+O、S+V+O+C の文型(sentence pattern)は変形生成した派生文型(TMシステムの用語)であり、The poet died young.(その詩人は若死した。)の S(The poet)+V(died)+C(young)のように変形生成した S+V+C もある。

また、時制(tense)や(mood)は動詞形(verb form)の置換変形に立脚する文法上のシステムである。

だから、「英文法の中核は変形」なのである。

「英語の文法と技法の全容を実際的に深く、深く実際的に教えきる」ということは、例えば、 there構文(there に続く動詞は be動詞に限らないので「there is構文」より「there構文」の方が文法用語として適正)なら以下の4段階で there構文の文法と技法の全部を学習することになる。

第1段階 there構文の変形:
 there構文それ自体の変形生成プロセスを確認し、文法レベルで there構文を理解する。
第2段階 there構文の評価:
 there構文とは何なのか? there構文の there には「そこ」という意味はなく、文法的には無意味な there であるが、there構文は位置強調(emphasis by position)を応用した表現技法。
第3段階 there構文のタイプ:
 TMシステムは there構文を4タイプに分類する。
第4段階 there構文の展開:
 there構文には色々手法がある。また、TMシステムで「there型強調構文」と呼ぶ5つの強調構文(TMシステムの認識)がある。

また、前方照応用法(anaphoric use)の定冠詞 the(「あれ」「それ」の the)を冠した名詞語句は there構文の主語にできないと教える必要もあり、また、「ネイティブは会話の中で複数形主語でも there is とよくいう」という教え間違い、学び間違いを正す必要もある。

ネイティブは、口語レベルでも「there is + 複数形主語」を使わない。ネイティブが会話でよく使うのは「there's + 複数形主語」である。

「英文法の中核は変形」で「英技法の中核は変形技法」で「英語構文の中核は変形構文」であれば、英語の完全習得を達成する出発点は「変形」それ自体の学習、つまり、変形方式をきちんと学び解することである。

さらに、その出発点で学ぶべきことは、TMシステムで呼ぶところの「基本5変形」である。英語の多種多様な変形は、いかに複雑な変形であっても、全ての変形はこの基本5変形を応用活用するという意味での「基本」である。

「ここが英語入学の正門です。」のスローガンのTMシステム入門講座(TMシステムーレベル2講座)で変形方式と基本5変形を教えることは、世界的に初めて英語完全習得への出発点を確立したことを意味する。

変形方式は、いわば英語の秘密の扉を開く鍵である。私は「正門」でこの鍵を手渡すことにした。この鍵を握った人は、いわゆる「英語の壁」が「変形」であったことを悟る。

実際、ある程度英語のできる人がよくわからない英文によくぶち当たる原因の90%以上は、その英文の変形が読めないからである。

実は、英語で頭打ちになっている人は「変形の壁」に頭を打ちつけているのである。

TMシステムはライティングの領域を含む唯一の英語教育である、ときっぱり断言しておこう。

インターネットの世にスピーキング力よりモノを言うのはライティング力である。ライティング領域を含まないアマ英語教育は、時代遅れの英語教育である。

あれもこれも知らない、あれもこれもわかっていない、そもネイティブのライティングとノンネイティブの「英作」では英文の質、レベルがまるで違うことがわかっていないノンネイティブに、TMシステムで「英語の3感覚」と呼ぶ表現感覚・構造感覚・文法感覚が全く身についていないため英文のうまい・へたが全然わからないノンネイティブにライティングを教えることは、ネイティブがネイティブにライティングを教えることより限りなく困難なことである。

仮に、自国の文学書を英訳できるほどのライティング力を持つノンネイティブがいて、ライティングを教えたいと思ったとしても、その人は一体どのようにライティングを教えることができるのか?

TMシステムという文法も技法も変形も変形技法も「実際的に深く、深く実際的」に教え切るシステムに支えられて初めてノンネイティブにネイティブ級ライティングを教えることが可能になる。

英語無感覚の学習者に英語の3感覚を目覚めさせ、その芽生えた3感覚に磨きがかかるように導く、これがライティング教授の奥義である。

TMシステム入門講座には10の「ライティング実習」がある。

TMシステム入門講座の「正門」で私は英語を解く鍵を手渡すだけでなく、英語を感じる感覚を手植えすることにした。

TMシステム入門講座はそれだけでも、それ1つだけでも英語学習革命である。

第1英語革命:2つの有料講座と2つの無料講座

Aim high, think big, and do different.With the TM System in place, whatever you make up your mind to do you can do, and whatever goals you set you can reach.

TMシステムという英語学習革命があれば、英語教育革命はスケールと時間の問題である。どれだけの人が英語学習革命でどれだけの時間で英語力を劇的に上昇させることができるかという問題である。

2つの有料講座「TMシステム入門講座」「ハイテク英語第1道場」と2つの無料講座「高レベル英語学習」「英語、ことわざ10選」ででっかいことができる。

多数の人が第1英語革命に参加すれば、1年内で、日本というスケールで、国民の英語力は劇的に、根本的に上昇する。

井の中の蛙(かわず)大海を知らず。

日本一大きな湖である琵琶湖も日本海と比べれば大きな水溜りになってしまう。日本海も太平洋と比べれば琵琶湖になってしまう。

アマの中の英語学習者は、英語が海であることを知らない。プロは英語が日本海でなく、太平洋であることを知っている。

プロとアマでは質も量も、レベルもスケールもまるで違う。百聞は一見にしかず、百説は一例にしかず、まずは論より証拠。

その証拠は「高レベル英語学習」の1ページ「英語教育のプロとアマ:『英標』はアマの指標」。

進歩、前進、進化するためには、変わる必要がある場合は変わらねばならない、変える必要がある場合には変えねばならない。誤りがあれば、誤りだと気づけば、その誤りを正すことができねばならない。

アマ英語教育は変わらない、だから進歩進化しない、だからいつまでもアマのまま、プロに変わらない。

時制&仮定法は英文法の難所、この難所で全ての学習者が受難する。

「全て」になるのは、根本的無理解、根本的誤解、根本的誤りが複数、いや多数あるからだ。

日本の英文法家はそも「mood/mode」をよく理解できず、「法」なる文法用語を造った。「法」は mood/mode の直訳でも意訳でもない。

「直説法」に当たる英語の文法用語は the indicative mood で indicative は「暗示する」の意で「直」とは反対の概念である。おまけに「直説法」を「直接法」と思い込んでいる人がいる。

本や授業で「仮定法現在」とするものの95%以上は仮定法でなく命令法である。

The TM System takes tenses and moods in its stride.(TMシステムは時制も法も難なく切り抜ける。)

プロには余力という「ゆとり」がある。例えば、英語の文法用語 gerund は「動名詞」なのか、「名動詞」なのか、つまり、動詞の機能を兼務する名詞なのか、名詞の機能を兼務する動詞なのか、と問うゆとりがある。 gerund の文法機能は後者であるから、実は「名動詞」の方が適当である。

「動詞の機能」とは文構造(S+Vの関係)を形成する機能であり、「名詞の機能」とは動名詞句が名詞のとる文の要素(主語、補語、目的語、同格語)として機能することである。

日本語は動名詞がない欠陥言語なんて変なことを考えたあちらの文法学者がいたが、確かに私たち日本人は動名詞と同形態の現在分詞になじめず、両者を取り違えたりもする。

そこで、動名詞&現在分詞を楽しく、おもしろく、親しみがわくように、プロがゆとりから作ったプロ顕現の1ページが「現在分詞と動名詞で人生学」。

ハイテク英語第1道場はTMシステム入門講座に取り組む前段階の頭の準備体操で、アマの頭の英語学習からプロの頭の英語学習への移行をスムーズにすることをその目的とする。

その過程で、じっくりプロを知ることになる。

英語の見方・見え方が根本的に変わるほど英語力の著しい成長はない。それは英語道の転換点であり、英語習得に向かっての新たな出発点である。

「英語は文法プラス技法のことば」の「プラス技法」の「プラス」は、英語の見方・見え方に決定的違いを生じる。

いわば白黒の英語界がカラーに変わり、英語がいかに多才で多彩な言語であるかに気づき、感嘆することになる。

英語、ことわざ10選」は英技法をテーマにした初の講座である。「TMシステムーレベル3講座」のような本格的英技法入門講座ではないが、それでも英語の見方・見え方に変化を生じる程度の作品にはなっている。

「条件節 + should」で「万一・・・ならば」になる昔は「仮定法未来」と呼んでいた仮定法はそのずっと、ずっと昔の欽定訳聖書(The King James Version 1611年)まで遡って考察する必要がある。

仮定法未来は文法プラス技法で独自の進化を遂げ、その例文として参考書や辞書に載っている「if節 + should」は20世紀以前に流行遅れになっている。

21世紀、TMシステムは仮定法未来を「should型強調構文」と洞察する。

should は shall の過去形であり、仮定法未来は仮定法過去の1つの用法になり、文法用語「仮定法未来」は死語となる定め。

そうすると、「仮定法未来の未来は?」お先まっ暗、となるところが、文法プラス技法のTMシステムで仮定法未来の未来はバラ色。

所変われば品変わる、あなたの英語の見方が変わればあなたの英語の未来が変わるという深い教えの1ページである。

「英文法の中核は変形」で「英技法の中核は変形技法」である英語の中核「変形」を学習の中心テーマとする「TMシステム入門講座」「ハイテク英語第1道場」で英語の見方・見え方が transformation しないわけがない。

英語習得が、ただの言葉や、たんなる理想や、たわいのない空想でなく、現実に実現可能な目標となるためには、英語学習の土台が要る。

大学受験英語というせいぜい木造平屋が建つ程度の脆弱な学習基盤に英語習得なる高層ビルを築くことができるわけがない。

問題は、大学受験英語で入学し、大学受験英語で卒業する現状である。

問題は、大学で、英語科や英文科も含め、土台が全く強化されない現実である。

意図的に、計画的に、直接的に土台造りをする英語学習を提供するためには、以下2つの要件を完全に満たす必要がある。

土台造りは、それだけで学習者に以下2つの成果を約束する。

TMシステム入門講座」は英語習得をシステム化したTMシステムの土台である。

– 続く –

熟成40年プロ英語:私とTMシステム

英語習得を実現するプロ英語学習をシステム化したTMシステムを創った私、遠藤緯己(えんどう いき 大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)英語科卒)がTMシステム入門講座(TMシステム-レベル2講座)を世に出した2023年より遡ること40年、変形(transformation:意味が変わらず形態が変わること)を英語学習の中心に位置づけた全く新しい英語教育が誕生した。

表看板は「大学受験英語専門」の塾、テキストは100%完全オリジナル、1レッスンは180分(大学の90分授業の倍)、と言っても、5分の休憩が入るか入らないかの正味3時間、各レッスンごとに学習テーマがあり、そのテーマの根本、原理、文法ルールから授業を起こし、そのテーマに関連した高度な精読問題で授業を締め括る。

例えば、「等位接続詞」が学習テーマなら、まず等位接続詞の第1原理の解説から始める。第1原理とは等位接続詞(and、but、or、変形生成した nor、for、副詞派生の so、yet)が何と何を接続するのかに係る文法ルールである。

そんなことはわかりきったいる、解説の必要なし――と、あなたも英語教師も参考書や文法書の著者も考えているようだが、現実に、かなりの人がわかっていない、誤解している。

例えば、句読法(punctuation)が学習テーマなら、まず、コンマ(,)、セミコロン(;)、コロン(:)、ピリオド(.)の4つの句読の間にどんな相互関係があるのか、英語の句読法の第1原理から授業を起こし、第2、第3原理と進み、技法レベルの句読法まで解説し、高度な精読問題で授業を締め括る。

以下の推薦文の「どんな簡単な文章にでも出てくるような単語(例えば and)や、コンマといったごく基本的なことでさえも、きちんと理解していなかったのだと気づかされました。」に注目!

私が英精教室を知ったのは雑誌ダカーポの英語特集を通じてで今まで学んできたものとは違う何かがあると感じ、大学生であるにもかかわらずこの講座を受けることにしました。

実際に受講してみて、確かに今までとは違う深い内容の授業で驚きの連続でした。新しい知識に戸惑うところもありましたが英文が捉えやすくなるのです。語順が入れ替わっていたり、省略があったり、簡潔な名詞化表現を含むような高レベルの英文が非常に捉えやすくなりました。またどんな簡単な文章にでも出てくるような単語(例えば and)やコンマといったごく基本的なことでさえも、きちんと理解していなかったのだと気づかされました。今まで英語に対してあまりに無知だったということになるのでしょう。

この授業では文法に関しては文法を重視しているといわれる受験英語よりも、はるかに根本的で有益なことが習得できる。また修辞法や句読法のように、受験でも大いに役立つのだが、受験英語では教わらないことも学べる。読解はもちろんのこと、作文という観点からしてもこれらの知識から学ぶべきことは多いです。

現在、国際化はますます進んでいます。英語で論文を読み書きしたり、商談したり、国際会議に参加する等、英語で他人の考えを理解し自分の考えを発表する場は増えていくでしょう。そういう場で必要とされる高度な英語力を身につけるには、英精教室で学ぶのが最良の道であると思います。

K. Y. 京都大学4回生の時入塾、1年間、休暇期の特別授業も含め、無欠席で受講し通した熱心な学習者。

なぜ「きちんと理解していなかった」のか、その原因、理由は明々白々――誰もきちんと教えなかったから。

英文法の参考書として定評のある江川泰一郎著『英文法解説』の「第14章 接続詞」は「Ⅰ 等位接続詞」で始まり、and の用法、but の用法、or の用法、その他の用法を解説しているが、「用法」の解説だけで、肝心要の文法の解説が全く見当たらない。つまり、以下3つの等位接続詞の文法に係る解説が全くない。

等位接続詞の文法を完全に理解することなく、等位接続詞の完全習得(thorough mastering)はありえない。

プロ英語教育TMシステム(完全習得システム)は等位接続詞の第1原理、第2原理から始める、アマ英語教育は「原理」を教えずに「用法」で済ます。プロとアマの学習レベルの差が学習成果に雲泥の差を生じることをプロは知っている。

アマ英語教育の悪循環

誰もきちんと教えなかったから、
誰もきちんと学べなかった。
誰もきちんと学ばなかったから、
誰もきちんと教えられなかった。

例えば、あなたが不定詞(infinitive)と原形(root)なる2つの文法用語を根本的に誤解している原因は、この2つの文法用語を根本的に誤解している英語教師や著者から英文法を学んだからであり、この2つの文法用語を教師も著者も根本的に誤解している原因はこれらの方々も不定詞と原形を根本的に誤解している教師や著者から英文法を学んだからである。

  1. Do what you must do, not what you think you can.
    (やれれると思うことではなく、やらねばならないことをやれ。)

あなたの理解では a. 文には不定詞は1つもない。私の理解では、2つの不定詞(Do、do)、can の後に省略されている不定詞 do がある。

あなたに「to 不定詞(to-infinitive)って何?」と問うと、「to + 原形(to プラス原形)」なんて冗談が返ってくる。

あなたの「原形」に該当する文法用語は「不定詞」であり、to 不定詞とは、もちろん「to + 不定詞(to プラス不定詞)」。

動詞の原形と不定詞は同形態であるが、原形は抽象概念であり、辞書の見出し語としてその形態が現れるだけで、実際のセンテンスで出現する形態は不定詞である。また「原形」は動詞に限るものでもない。

英文法家でないあなたが不定詞と原形を混同し、不定詞とto 不定詞を混同しているのは無理もない。英文法家でない英語教師や著者(例えば『英標(英文標準問題精講)』の著者)が誤解、混同しているのも、「アマ英語教育の悪循環」上、仕方がないと言えば仕方がない。

しかし、英文法家が著した定評のある(故に影響力のある)ロングセラーの『英文法解説』の不定詞、to 不定詞の誤解混同はとんでもない。その「第13章 準動詞」は「Ⅰ 不定詞」から始まり、「(1)基本用法」として名詞用法、形容詞用法、副詞用法と続く。

言うまでもなく、不定詞に名詞用法も形容詞用法も副詞用法もあるわけがない。to 不定詞の3用法が不定詞の3用法となると、「不定詞 → to 不定詞」の訂正を必要とする箇所だらけの解説となる。

しかし、言うまでもなく、そも to 不定詞は準動詞(verbal)ではないから、to 不定詞は「第13章 準動詞」のテーマにならない。この誤りは文法書としてかなりまずい。

「Ⅰ 不定詞」の項で不定詞を to 不定詞に改める必要のない箇所は「S+V+O+原形不定詞」の原形不定詞(root infinitive/bare infinitive)――と言うのも、原形不定詞はただの不定詞、「原形不定詞=不定詞」のイコール関係だから。

つまり、例えば「S+V+O+C(to 不定詞)」の一般形に対し、「S+V+O+C(不定詞)」になる場合、to 不定詞ではなく不定詞という意味でこの不定詞を特に原形不定詞と呼んでいるわけ。c. 文の have(使役動詞)と understand は不定詞であるが、原形不定詞と呼ぶわけである。

  1. What I want is to get you to understand grammatical terms clearly.
  2. What I want to do is have you understand grammatical terms clearly.

「文法用語をきちんと理解させたい。」を what 型強調構文(TMシステムの用語)で表現したのが、b. , c. 文である。

「この本は1953年(昭和28年)に発行されて以来、1964年の改訂を経て,このたび再び全面的に書き直されて世に出ることになった。初版からざっと40年,この種の英文法書としては他に類のまれなロングセラーと言えよう。この間高校生はもちろん,短大、大学の学生諸君,高校・大学の英語の先生方、それに一般社会人など,実にさまざま人々に読まれてきた。」(『英文法解説』の「はしがき」冒頭)とあり、著者は1953年の初版から2度の改訂の機会があったにもかかわらず、不定詞を to 不定詞と思い込み「不定詞 → to 不定詞」「原形 → 不定詞」と誤りを訂正することができなかった。

そも、英文法学者が不定詞なる初歩的文法用語を誤解できたということ自体驚きであるが、「高校・大学の英語の先生方」から誤りの指摘を受けることもなく40年もの長きにわたって「to 不定詞不定詞」でやり通せたのも驚きである。

なぜ、こんなに驚くべきことが発生しえたのか。その理由は2つある。

  • 第1の理由:アマ英語教育の悪循環
  • 第2の理由:不定詞を定義しなかったこと。

言うまでもなく、文法用語は定義を必要とする専門用語であり、その定義が理解されているという前提の上で使用されねばならないものである。

しかるに、アマ英語教育は『英文法解説』も含め、文法用語を定義せずに文法用語を循環させてきた。この悪循環の結果、著者も教師も生徒も皆あいまいな理解で文法用語を使う悪習慣を身につけてしまった。

『英文法解説』の著者がまず「不定詞」を定義していたら、まず不定詞を to 不定詞と誤解するようなまずいことにはならなかったであろう。

ちなみに、不定詞は「原形の形態で実際のセンテンスに出現する動詞形で、全ての動詞形(不定詞、現在形、過去形、現在分詞、過去分詞、動名詞)の基本形(他の全ての動詞形は不定詞形から派生するという意味)」であり、to 不定詞は「前置詞 to の目的語が不定詞である形態」とTMシステムは簡潔かつ完璧に定義する。

アマは、やれると思うことしかしない。
だから、アマ英語教育はいつまでも、
いつまでも少しも進歩進化しない。
プロは、やらねばならないことをやる。
だから、今はTMシステムがある。

TMシステムの3大英語理解:

変形を中核とした「大学受験英語専門」の「英語」は実質として、つまり、英語力をつける英語学習効果として、大学よりぐんと高いものであった。故に、私はこの新しい英語学習の場を「頂点クラス」と命名した。

この頂点クラスという名の全く新しい英語教育が進歩進化を極め結実完熟したのがTMシステムである。

頂点クラスの授業レベルは非常に高いこと、新しい英語学習を試す必要を感じるのは古い英語学習を十分試してきた人、また、新しいことを試すのは自分の能力に自信のある人――故に、トップレベルの受験校の高3生を対象として頂点クラス第1期生を募った。

その結果、大学受験英語専門の「大学」は主に東大を意味することになった。

日本の大学入試レベルの頂点は東大理Ⅲ(理科3類、医学部)――東大理Ⅲはトップレベルの受験校のトップを競う方々が受験するところ、そんな方々も集まり、頂点クラスは「頂点」効果満点のスタートを切った。

その後、授業時間は180分から150分になり、高1生から高卒性、大学生、社会人まで入塾する大学受験英語専門となったが、インターネット普及でオンライン講座の時代が到来、私は頂点クラスを超越したTMシステム完成に専念。

以下10人の授業感想は、頂点クラスが未体験の英語学習、初体験の英語であったことの証言である。

  • 英精教室に通うことで、それまで自分が英語に対してどれだけ無知であったかを知った。そして、無知であることに気づかず英語を知っているつもりになっていた自分を恥じた。英精教室の授業を受け、英語という言語には、学ぶべきことがまだまだ多くあり、英語を学ぶことは面白いものであることがわかった。N. N. 平成10年東大文Ⅱ合格 洛南出身 高卒入塾

  • 英精教室での授業は、僕にとって感動的であると同時にショッキングでもありました。というのも今までの自分の考えることのなかった、あるいは想像の限界を超えたものがそこにあったからです。しかし、それは好奇心の強い僕にぴったりでした。教室に通う度に新鮮な驚きに出会うことがとても楽しかったのが思い出されます。とても有意義な一年間をありがとうございましたF. H 平成6年東大理Ⅰ合格 東大寺出身 高3入塾

  • 学校での英語の成績が少々良かった私の自身は英精教室の授業を初めて受けた時脆くも崩れ去りましたが、今ここまで英精教室の授業を受けてきて、その自信以上に大きなものが築かれたと思います。O. N. 平成9年東大文Ⅰ合格 洛星出身 高3入塾

  • You've broadened my view of English. I've learned a lot from your interesting lecture. Learning is happiness.N. H. 平成11年阪大医合格 星光出身 高卒入塾

  • 英語を受験科目として捉えている学校の授業に飽き足らなく感じていた僕にとって、英語を言語として捉え、その仕組みを明らかにする英精の授業は非常に興味深いものでした。英精の授業を通して、本物の英語の世界に触れることができ、大変感謝しています。K. Y. 平成10年東大文Ⅰ合格 星光出身 高1入塾

  • 1年間本当にお世話になりました。英語に対する見方が大きくかわりました。以前は理屈があってないという気がしても、そういうものだと丸暗記していたものにも、背後には歴然と論理性の筋道が通っていることを教わり、所詮言葉は人間のもの、つきつめれば理屈などない、とあきらめていた自分の言語観まで変わった次第です。I. H. 平成7年東大理Ⅰ合格 灘出身 高2入塾

  • 高校時代を振り返ってみると、英語に関しては、高2の時、英精教室で学んだことが最も印象に残っております。ここで学んだことは何をも超越しているような気さえしています(今でもたまに復習しています)。僕が東大に入れたのも英精に行くことで勉強の波にのれたことが大きいと思います。本当にありがとうございました。Z. T. 平成2年東大理Ⅰ合格 洛星出身 高2入塾

  • 今年の東大入試は数学が易化し、皆高得点をあげる中、僕は30点程度に終わってしまいましたが、それでも合格できたのは英精で鍛えた英語で無事高得点が取れたからだと思います。思えば、中学の時僕は英語が苦手で学年でも最低クラスの成績でした。高校に入って、英精の授業を受けるようになり、「変形」や「核文」の概念を学び、精読で構造把握力、さらには文章力を根本的に鍛えていただいたおかげで、卑近なところでは、英語の成績も劇的に上昇するとともに入試レベルの英文で悩むこともなくなり、さらには「言語」というものにも興味を持てるようになりました。文Ⅲを選ぶ決意が出来たのはそのおかげでもあります。Y. Y. 平成13年東大文Ⅲ合格 灘出身 高1入塾

  • 先生の授業を受講させて頂いて、文法を全く違う観点から見る面白さを教わりました。また私は、選び抜かれた精読問題の読解方法に興味をひかれ、毎回先生の解答を聞かせていただくのを大変楽しみにしておりました。私のような生徒にはもったいない授業だったのでしょうが、価値ある英語学習をさせて頂いたことに心から感謝しております。ありがとうございました。S. E. 神戸女学院大学英文科3回生の時入塾

  • 毎回期待に胸を膨らませ、授業を受け、満足感に浸って、家路につきます。不鮮明だったものが、徐々にclearになっていく心地よさは、何にも代えがたいものがあります。たったひとつの外国語も十分理解できない悔しさで何十年も英語にへばりついてきたのですが、先生の授業を受けさせていただく機会を得なかったら、これから何十年へばりついても今までと少しも変わらなかっただろうと思うとぞっとします。K. M. 立命館大学英文科を卒業後久しく「へばりついて」の入塾

頂点クラスの3の話

第1回東大実戦模試(駿台予備校主催)理系英語(氏名塾生、全員が各所属校で同模試英語の最高得点者)

3位が3度
  • 昭和61年度 3位 M. S.(灘、昭和62年東大理Ⅲ合格)
  • 昭和62年度 3位 N. T.(灘、昭和63年東大理Ⅲ合格)
  • 平成 2年度 3位 U. S.(灘、平成 3年東大理Ⅲ合格)
3 × 3 = 9
  • 平成 1年度 9位 Y. T.(灘、平成2年東大理Ⅲ合格)
  • 平成 3年度 9位 T. U.(灘、平成4年東大理Ⅲ合格)
3度目の13位
  • 平成 4年度 13位 H. H.(神戸女学院、平成5年東大理Ⅲ合格)
  • 平成 9年度 13位 S. O.(洛南、平成10年東大理Ⅲ合格)
  • 平成11年度 13位 K. K.(灘、平成12年東大理Ⅰ合格)英語の原書をわりとすっと読めるようになって、やはり英精教室の授業はすばらしいと思います。(高1の時の感想)

ロングセラーを続ける『英標』と『英文法解説』の2冊でアマ英語教育と「アマ英語教育の悪循環」を語ることができる。ハイテク英語道場の「高レベル英語学習」の1ページ「英語教育のプロとアマ:『英標』はアマの指標」は『英標』によるアマ英語教育の検証。

『英標』との出会いは頂点クラス第1期生との出会に遡る。

その切っかけは特別サービスのユニークな作文添削指導であった。英作に不可欠なものはお手本だが、読解問題集の和訳を英訳すると、読解問題集は原文というりっぱなお手本付きの作文問題集に変わる。塾生の英訳を添削し、さらに私の英訳を添えるとお手本は2つとなり、「訂正された英作文プラス2つのお手本」の相乗効果で作文学習効果はぐんと高くなる。

手持ちの読解問題集の和訳を英訳し、その和訳と一緒に提出すれば、英訳を添削するだけでなく、私の英訳も付けて返すという作文指導を実践した。

その再利用の読解問題集の1つが『英標』であったという次第。『英標』の最初の50の例題全部の和訳を英訳した私は、『英標』に精通しているという次第。

TMシステムの今は「文法プラス技法」、頂点クラスは「文法プラス修辞法」の時代であった。

ここで2つ目の推薦文――「また修辞法などの授業は受験という狭い視野にとらわれず、」とあるが、当時の私は「修辞法」という狭い視野であった。

僕が英精に通ったのは高1の冬から高2の冬にかけてですが、英精の授業はそれを完全に消化できれば、受験レベルの英語は、余りにもくだらなく感じられると思います。授業の大筋をつかむだけでも、英文に対する感覚は大きく変わると思います。

実際僕の場合は高2の半ばあたりから参考書を使って勉強することはなくなり英文の本などを読むだけになりました。

George Orwellの「1984」「Animal Farm」「Homage to Catalonia」、D. H. Lawrenceの「England, My England」「Lady Chatterley's Lover」、Maughamの「Of Human Bondage」「The Summing Up」etc. を読んでいたのはこの頃です。また修辞法の授業などは受験という狭い視野にとらわれず、今後英文を読み書きする上で後々役立つものだと思います。

M. S. 灘高校から東京大学理科3類に進学、昭和61年度第2回東大実戦模試英語で全受験者(9541人)中1位の実力。

「英語は文法プラス技法のことば」という認識は、世界的にもTMシステムが初めてである。

なぜ、これまで英語の技法は英語の文法と並ぶ研究領域、学習領域でなかったのか?

この疑問は、この疑問の裏を問えば簡単に解ける。一体誰が技法を研究することになるのか?一体誰が技法を教えることになるのか?

技法は文法の領域ではないから、あちらの大学の文法学者は技法を研究しない(だから、こちらの大学の文法学者も技法を研究しない)。ライティングのプロであるあちらのジャーナリストや作家は技法に精通しているが、彼らは技法を使う人で、技法を教える人ではない。

修辞法(修辞学)は伝統的に学問領域であるが、言語学(linguistics)に組みするものでなく、また、英語に限るものでもない。例えば対照法に当たる英語は antithesis であるが、対照法は英語特有の技法ではない。

修辞法も技法の一部であるが、「英技法の中核は変形技法」と教えたのはTMシステムが初めて、そも、「英技法」なる用語を使ったのは恐らく私が初めてであろう。

TMシステムで「英語の文法と技法の全容を実際的に深く、深く実際的に教えきる」私は、当然、英文法だけでなく英技法も知り尽くしていなければならない。

英語の自然界を注意深く、じっくり観察することで修辞法の狭い視野から英技法の広大な視野を見晴らし、その全領域を、その全技法を把握し、それを体系化し、「文法プラス技法」のTMシステムを確立するのは長い年月を要するプロセスであった。

英語の技法の花形は、なんと言っても強調構文(emphatic construction)――しかし、強調構文と言われて、あなたが想起するのは it 型強調構文(TMシステムの用語)だけ、私は英語には40以上の強調構文があることを知っている(ハイテク英語第1道場でも「about 型強調構文」「形式主語型強調構文」が登場)。

40以上もある英技法の花形スター強調構文がアマ英語教育では端役になっている。

2006年、日本(恐らく世界的にも)初の英技法講座「英語、ことわざ10選」が誕生。

しかし、「英語、ことわざ10選」の「初」は英技法だけではない。

「英語、ことわざ10選」の初・初・初・初

日本の英語学習書の著者(主に大学教授)は「書かない著者」である。つまり、著者のライティングがない。著者と言っても編集者、つまり、著者自身が発見し、加えた新しい知識がない。要するに、これまでの著者は、英語の自然界を自分で観察、洞察する「自然研究者」ではなく、本から得た知識で本を書く「本研究者」である。本研究者は、例えば本に書いていない英語の構文があるなどとは夢想だにしない。

「英語、ことわざ10選」が全く新しい著作であるのは、「著者」が全く新しいから。

「英語、ことわざ10選」の10ページは著者のライティングから始まる。例えば「英語、ことわざ10選-1. Seeing is believing.」の冒頭は次の英文。

Believing without seeing is blind faith. Seeing without believing is a skepticism that's stubborn. Seeing is believing, as they say. So we can't help believing, while sleeping, in the reality of everything we see in our dreams, but on waking up, we open our eyes to the fact that a dream is but a dream. Again, there is an optic illusion, or rather delusion called mirage. We see it in the waking state, but we simply do not believe as far as we know it is a mirage. By the way, have you ever seen one? You need to see it to believe it. Aha!
(見もしないで信じるのは盲信。見ているのに信じないのは懐疑一徹。見ることは信じること――ですから、夢で見るものは全て現実、と眠っているときは信じずにはいられませんね。ですが覚めた目には夢は夢にほかならず。また、蜃気楼と呼ばれる錯覚というより視覚的惑わしもありますね。覚めた目で見ていますが、それが蜃気楼とわかっていれば信じないまでのこと。ところで、蜃気楼を見たことはありますか。それを信じるためにはそれを見る必要がありますよ。そうか!)

このページの学習テーマは、著者自身が発見し、洞察し、命名した「主・補 to 不定詞構文」(例えば、To see is to believe. のような「to 不定詞主語 + is + to 不定詞補語」の形態)。

主・補 to 不定詞構文は、TMシステムで「技法構文」と呼ぶ技法色の濃い構文の1つで、「技法の文法超越」という英語の超現象が見られる。

To see my mom witness Yeoh at work is to understand what she means to so many people around the world.(演技中のヨーを目の当たりにしている母を見ていることは、彼女が世界中のとても多くの人々に意味しているものを理解すること。)

出典:TIME 2022年12月26日、2023年1月9日合併号 p. 69Yeohは、2023年3月、アジア系女優として初めてアカデミー主演女優賞に輝いた Michelle Yeoh。

my mom はこの記事を書いた Lucy Feldmanさんのお母さん――だから、文法レベルでは不定詞(see、understand)の主語を fo me to see、for me to understand と表示した a. 文になり、2つの for me を省略するのは非文法。

  1. For me to see my mom witness Yeoh at work is for me to understand what she means to so many people around the world.

しかし、英語の現実では、主・補 to 不定詞構文の不定詞の主語を表示した a. は「非英語」――あなたは、今、まさに技法の文法超越という英語の超現象を witness!

文法レベルの英文

  1. When I saw my mom witness Yeoh at work, I understood what she means to so many people around the world.

技法レベルの英文:it 型強調構文

  1. It was when I saw my mom witness Yeoh at work that I understood what she means to so many people around the world.

技法レベルの英文:主・補 to 不定詞構文

  1. To see my mom witness Yeoh at work is to understand what she means to so many people around the world. (原文)

技法という魔法のつえ(magic wand)のひと振りで平凡な b. が非凡な c.、d. に様変わり――技法レベルの英文と文法レベルの英文では、英語のレベルが違う。

初めて主・補 to 不定詞構文を紹介した著者は自らもこの構文の持ち味のよくでた例文を作って見せる。

  1. To improve yourself is to prove yourself.
    (向上することは自分の価値を証すること。)

[百聞は一見にしかず」も「書く著者」は英訳して見せる。以下は「英語、ことわざ10選-1. Seeing is believing.」からの引用。

[問]
「百聞は一見にしかず」を英訳しなさい。

直訳なら、

  1. To see only once is more convincing than to hear one hundred times.

意訳なら、

  1. Seeing for yourself is its own proof.

かのシェークスピアのかのハムレットのかの有名な科白、と言えば、

To be or not to be, that is the question. (生きるべきか、生きざるべきか、それが問題だ。)

ハムレット仕込み「百聞は一見にしかず」なら、

  1. To believe or not to believe, that is the question of seeing.

there is 構文仕立て「百聞は一見にしかず」なら、

  1. There's nothing like seeing to make you believe.

「私は英語には40以上の強調構文があることを知っている(ハイテク英語第1道場でも「about 型強調構文」「形式主語型強調構文」が登場)」と言った手前、about 型強調構文の「百聞は一見にしかず」のおまけもつけておこう。

  1. Seeing is what believing is all about.

著者のライティングも新しい発見・洞察もない本研究者の著作とはまるで違う100%完全オリジナルの「英語、ことわざ10選」である。

2006年、ハイテク英語第1道場――2006年は技法がテーマの無料オンライン講座「英語、ことわざ10選」と「文法プラス技法」で「変形プラス変形テクニック」の有料オンライン講座「ハイテク英語第1道場」がこの世に出た年。

以下はいずれも受講当時40代男性の感想。

  • 目の覚めるような第1道場を開いてくださりありがとうございました。

  • 英語学習の道半ば、この講座に出会い、その独創性、レベルの高さに驚嘆しました。「『実際的に深く、深く実際的』な文法プラス技法の英語学習体験」――まさに看板に偽りなし。これほどの英語学習体験に出逢ったのは初めてのことです。
     以前から私が英語という言語に対して漠然といだいていた疑問がこの講座によって氷解したことはもちろんですが、それ以上に、全く未知の英語の捉え方を知り、本当に驚いています。

要するに、大学を出て20年以上たってアマ英語学習から目が覚め、プロ英語学習で英語に開眼したという話。

この「第1道場」はいわば第1ハイテク英語第1道場、2022年開講のハイテク英語第1道場(TMシステム-レベル1講座)は2006年版と中身が全部違う。

また、2023年開講のTMシステム入門講座(TMシステム-レベル2講座)も2006年版第1道場の焼き直しではなく、新しい講座。

この間17年、頂点クラス開設より40年、プロ英語教育のプロ英語学習は常に進歩進化し続けた。

これだけの進歩進化が可能であったのは、英語それ自体が非常に進化した言語である故。

英語学習の行き着くところはライティング領域――「変形方式」と「英語の基本5変形」が学習テーマのTMシステム入門講座には、しかしながら「驚嘆」せずにはいられない10の「ライティング実習」があり、「本当に驚いて」いただくことになる。

今や、TMシステム入門講座は、それ1つで英語革命(英語学習革命)ときっぱり言えるまでに進歩進化したプロ英語学習となった。

洛南高校から東京大学理科3類に進学した佐々木欧さんの推薦文で「熟成40年プロ英語:私とTMシステム」を結ぶ。

私は英精教室と出会うまでは、英語といえば暗記の集大成であると考えていました。浪人生活がスタートして間もなくダイレクトメールを受け取り、試しに受けてみようか、ぐらいの気持ちで受講を始めたことを覚えています。当時の私は、英語は得意科目であったものの高校2年生の頃から英語の点が伸び悩んでおり、しかも参考書は一通りやり終えていたので、何をすればよいのか見当もつかないといった状況でした。そして、英語の読解というのは構文集にのっているような紋切り型の構文に当てはめて、単語をひとつずつ日本語に置き換え、あとは適当に助詞などを補って日本語に直すことだ、という印象を抱いていました。

英精教室の授業が始まって間もなく拡大原理や変形原理といった概念を初めて教わり、英語の根本原理であるといわれ、正直なところ「ほんまかいな」と思いました。というのも参考書にはどこにもそんなことは書いていないからです。しかし授業を重ねるごとに、実例を使って実際に自分の手で試してみるうちに、その正しさを理解するとともに私の英語観は根底からくつがえされ、いかに自分が表面的にしか英語をとらえていなかったかを思い知らされました。今まで読み飛ばしていて「何となく」しか英語の文章を吟味できていなかったのが、「ここまで緻密に表現されているのか」と知ることによって、自分でどんどんパズルを解きほぐすような新鮮な面白さに出会うことができました。一方で、「このようなことを前にもみたな」という漠然とした頭の中でのアナロジーを解析することで、「ああこれだったのか」と気づいた時の喜びも捨て難いものです。どちらにせよ、論理的に解析する方法論と、その道具を手に入れられたということは、何物にも換え難いことです。

英文を読解すること、即ち筆者と対話することとは、水面からわずかに頭をのぞかせた氷山の一角をたよりに、自ら海に飛び込んで海中深く没した氷山の本体に直接触れることなのです。構文集をたよりに氷山の上をあてどもなく歩き回っていても大した収穫はありません。氷山が大きいほど、水面下に没した部分も大きいのです。真珠取りが石を腰にしばりつけて海の底へ潜って真珠を採るのと同じように、拡大原理や変形原理に裏打ちされた数々の試金石を身につけて、海中深くに没している氷山の本体にふれることこそが真の英文読解であり、そのほかのなにものでもありません。

英精教室と出会い、真の英文読解法を実践させていただけて私は本当に運がよかったと思います。予備校や、大学などでも、様々な英語教育を受けてきましたが、真の英文読解法を伝授していただけたのは英精教室だけでした。授業ノートを見返して新たな発見をすることが多く、まだまだ未熟だなと思う日々です。

プロ英語学習の1つの売りは、英語学習にコクがあることだ。プロは英語を美味しく料理する。だから学習者は英語の旨み、醍醐味をとことん味わえる。英語は味わい深い言語である。

限りある時間と
限られた努力と
最低限の料金で
学習者を着実に
確実に習得まで
導くのがプロの
英語教育である

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どだい、土台が違う

木造平屋建ての土台でビルは建てられない。3階ビルの土台に30階高層ビルは建たない。英語ができるといっても、いわば平屋の英語力と、いわば高層ビルの英語力の違いがある。

どこまで英語力を伸ばせるか。
どこまで実力が積み上がるか、
それは、土台で決まる。

世に、ネイティブ級ライティング力の超高層英語力を
現実に実現できる英語教育は、TMシステムあるのみ。

TMシステム
(The Thorough Mastering System)
英語の文法と技法の全容を実際的に深く、
深く実際的に教えきる初の英語習熟教育。

重たい英語学習を避けるなら、
どこまでも、どこまでも、どこまでも
軽い英語力でいくしかない。
深い英語学習を避けるなら、
いつまでも、いつまでも、いつまでも
理解の大不足のままでいるしかない。