『英標』もまた英語の文法解説に関して問題の多い読解問題集、著者は関係副詞が苦手。

『英標』と関係副詞、英語に関係形容詞

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英語whenwhere関係副詞(relative adverb)の用法があることを知らない人はまずいない。しかし3タイプの関係副詞when、3タイプの関係副詞whereがあることをはっきり認識し、理解している人もまずいない。

関係代名詞(relative pronoun)も関係副詞も二重機能。

● 関係代名詞の文法機能: 接続詞+代名詞
 関係代名詞は接続詞として関係代名詞節(形容詞節)を導き、先行詞(antecedent)の名詞語句を修飾、関係代名詞それ自体は関係代名詞節で代名詞のとりえる文の要素(主語、動詞の目的語、前置詞の目的語、補語)として機能。
例文:
This is a highly volatile situation from which a civil war could develop.
(これは内戦に発展しかねない非常に危険な情勢である)

whichは関係代名詞、その文の要素は前置詞fromの目的語、副詞句from whichはdevelopを修飾、関係代名詞節from which a civil war could developは先行詞a highly volatile situationを修飾。

● 関係副詞の文法機能: 接続詞+副詞
 関係副詞は接続詞として関係副詞節(形容詞節)を導き先行詞の名詞語句を修飾、関係副詞それ自体は関係副詞節で副詞のとる文の要素、つまり修飾語(modifier)として機能。
例文:
This is a highly volatile situation where a civil war could break out.
(これは内戦が勃発しかねない非常に危険な情勢である)

whereは関係副詞、その文の要素は修飾語でbreak outを修飾、関係副詞節where a civil war could break outは先行詞a highly volatile situationを修飾。

関係代名詞と関係副詞の違いは代名詞と副詞の違い、つまり関係詞節(relative clause)内で果たす文法機能の違い、つまり文の要素の違い、それだけ――だから関係代名詞がわかるなら関係副詞も当然わかる筈、ところがそうは英語の問屋が卸さない、英語は文法プラス技法のことば、関係副詞には特有の表現展開、変形展開があり関係代名詞よりレベルが高くなる。

英標』が関係副詞に関して大変な労作であることに気づいた人がいたであろうか。『英標』は関係副詞に関する「無知」を隠し通すために苦労を重ねた「労作」、その原因となったのは『英標』例題30。

ところで、あなたは関係形容詞(relative adjective)を実際のライティングで一度でも使ったことがあるだろうか。

関係副詞whenでつまずいた『英標』の著者

[問]
以下は『英標』例題30、疑問点があるか。
『英標』 例題30:

The happiest time of my boyhood was that early period, a little past the age of six, when I had my own pony to ride on, and was allowed to stay on his back just as long and go as far from home as I liked. I was like the young bird when on first quitting the nest it suddenly becomes conscious of its power to fly.

一般論として、解説を必要とする3つの問題·疑問点がありますね。

  • 問題点: 解説を必要とする点。
  • 疑問点: 疑問に思う人が解説を必要としている点。
  • 疑問点でない問題点: 全くわかっていない故に疑問に思わない問題点。

英語がかなり苦手の高校生や浪人生には「疑問点でない問題点」でも、2つ目のwhen(like the young bird when…)はその他全員の「疑問点」――英語の学習書の著者には解説の必要が明々白々としている「問題点」ですね。

『英標』I編50題の例題の解説を通読すると、私はある「不自然」に気づくのです。

『英標』の解説にも受験英語界にありがちな「権威ぶる」(文法用語を多用して英文法に精通しているように見せかける)ところがありますね。

例えば「接触節」なんて用語を5度も使っているのですが、この用語の初使用は例題21の解説90「they planned for meは接触節(Contact Clause)になっているから, treatのあとにPauseを置くことができない。that they planned for meとすれば間をおいて読むこともできる。」

『英標』例題21の第2センテンス:

Time after time, I realize now, I must have brought them bewilderment, dismay, and aching disappointment, by failing to respond adequately to some treat they planned for me.

文法用語の定義も説明もなくいきなり「接触節」、続いてtreatで切って読んではいけないと音読上の注意――不必要な文法用語を不親切に使ってのご親切な音読の注意という次第。

接触節」ということなら、a.文のhad they done more at that point(= if they had done more at that point)も接触節(接触節は伝統文法[traditional grammar]の権威Jespersenが造った用語で関係詞なる接続詞のない形容詞節、had they done more at that pointは副詞節でもちろん関係詞節ではない、しかし接続詞なしの従属節連結という点では接触節、文法用語も進化すべし!)、ですがhadの前に間が入ります。

  1. We would be further along in the reform had they done more at that point.
    (その時点でもっとやっていたら、改革はもっと進んでいるだろうに)

ところで『英標』の例題で接触節が最初に登場するのは、実は例題3。

『英標』例題3の第2センテンス:

It is hardly sufficient to know his manner of life without seeking to find out why he thinks and acts in the way he does.

in the way he doesのhe doesは接触節。

■ in the way he doesの当然の解説:
in the way he does = in the way that he does
■ in the way he doesの『英標』解説12:
in the way he does = in such a way as he does

言うまでもなく「同じ意味」と「同じような意味」は同じ意味ではありません。言うまでもなくthe way(そのやり方)とsuch a way(そのようなやり方)は同じ意味ではありません。言うまでもなくin the way he doesとin such a way as he doesが同じ意味であるわけがありません。ちなみにin the way he does = as he doesのイコール関係は成立します。

in the way he doesはin the way that he doesの関係副詞thatが脱落して変形生成したもの、ですからhe doesは「接触節」――ですが『英標』の著者はこの点に全く触れず、関係副詞thatを無視し、著者のおはこの文法用語「接触節」も出なかったのはとても不自然。この「不自然」はやがて自然に解けていきますよ。

文法用語をいい加減に使うのは受験英語界の悪風――例えばto不定詞(to-infinitive)と不定詞(infinitive)を混同し、誰もが不定詞はto不定詞の簡略な言い方だと思い込んでいますね。

■ You can do it.:
doは不定詞。
■ You are able to do it.:
doは不定詞、to doはto不定詞、to do itはto不定詞句。

言うまでもないことながら言う必要のあることは、to不定詞とは実は「to+不定詞」なのです。あなたは「to+原形」と思っているでしょうが。この点は英語の文法用語の漫才トリオ 「原形」「意味上の主語」「仮定法現在」を参照。

『英標』の著者も不定詞をto不定詞と思い込んでいる一人、『英標』例題30解説126では「不定詞(Infinitive)は形容詞句にもなる。」――動詞形の1つである不定詞が形容詞句になるわけがない、文法用語をいい加減に使うのもいい加減にせい、と言いたくなりますね。

しかし不定詞の次は決定詞(determiner)。

『英標』例題39の第2センテンス:

A language lives only so long as there are people who speak it and use it as their native tongue, and its greatness is only that given to it by these people.

同文の解説170に「thatは反復を避けるためのDeterminative(決定辞)である。すなわち, このthatを具体的に表せばthe greatnessである。」とあるのですが、言うまでもなくこのthatは指示代名詞(demonstrative pronoun)で決定詞であるわけがない、ですからこれも疑問も釈明の余地もない決定的な誤り。

determinativeとも呼びますがdeterminerは名詞句の先頭、形容詞がある場合は形容詞の前に位置します。

決定詞の4タイプ:
冠詞(article): a、an、the
指示形容詞(demonstrative adjective): this、that、these、those
所有形容詞(possessive adjective): her、my、Tom's等
数量詞(quantifier): some、no、few、all等

文法用語濫用気味の『英標』、受験生相手に知っている文法関係の用語はなんでも使いたがるきらいのある著者。その『英標』の著者が関係副詞関係形容詞という重要な文法用語を使っていないのはとっても変。関係副詞、関係形容詞という基本文法用語が50の例題からなる『英標』第I編に一度もでてこないのはまことに不自然。

「関係副詞」が『英標』で初登場するのは第II編の例題55の解説なのですが、こせこせした解説の中でこそこそ出てくるのです。「関係副詞(Relative Adverb)」と晴着で登場するのではなく、関係副詞の関係者を装って普段着の「関係副詞」で顔を出すのです。

『英標』例題55の第3センテンス:

As a child I could never understand why grownups took dreaming so calmly when they could make such a fuss about any holiday.

同文の解説239:
why grownups took dreaming so calmly 「どうしておとなたちが夢を見てもあんなに平気でいられるのかということを」understandのObjectになるNoun Clauseである。この場合のwhyは疑問副詞(Interrogative Adverb)と考えてもよいし, the reasonを補って考えてもよい。後者の場合は関係副詞である。

これは病的な解説ですね。著者は解説の必要があって解説をしているのではありませんね(第II編に至ってwhy節はunderstandの目的語なんて自明な点を解説する必要があるだろうか。こんな点が疑問点な方はそも『英標』なんてやらない、やっても第II編までいかない)。

この解説にはulterior motive(隠れた動機)がありますね。関係副詞なる基本文法用語が解説のどこにも見当たらない変で不自然な解説にならないよう、第I編でわざと使わなかった「関係副詞」を目立たないように持ちだす、これがこの解説の動機――「この場合のwhyは疑問副詞(Interrogative Adverb)と考えてもよいし, the reasonを補って考えてもよい。後者の場合は関係副詞である。」この部分は全くの蛇足、しかし実はこの蛇足をつけるために著者はこの解説を付加したわけです。

著者はとぼけていますね。特定の文法用語を初めて使う場合は、例えば「疑問副詞(Interrogative Adverb)」のように和名は太字、英名はカッコをつけて示すのが『英標』のルール――関係副詞(Relative Adverb)」でなくただの「関係副詞」で著者は関係副詞が既出の用語である振りをしていますね。

「the reasonを補って考えてもよい。後者の場合は関係副詞である。」とは、b.のwhyをc.のthe reason whyで解釈することもできると著者は言っているのです。

  1. As a child I could never understand why grownups took dreaming so calmly when they could make such a fuss about any holiday. (原文)
  2. As a child I could never understand the reason why grownups took dreaming so calmly when they could make such a fuss about any holiday.

確かにwhy節は疑問副詞節にも関係副詞節(whyは先行詞を含み、why=the reason why)にもなりますよ。

  1. I wonder why he declined my offer. (whyは疑問副詞)
    (どうして彼は私の申し出を断ったのだろう)
  2. This is why he declined my offer. (whyは関係副詞)
    (こういうわけで彼は私の申し出を断ったのです)

ですが原文のwhyが関係副詞である可能性はゼロ、「the reasonを補って考えてもよい。」わけがないのです。『英標』の著者は解説239でwhy節内のwhen節(tookを修飾する副詞節)を切り離してwhy grownups took dreaming so calmlyだけを示すという小細工を弄していますが、実は、この文で本当に解説を必要としているのはこのwhenの意味と用法、このwhenは多分に「疑問点でない問題点」、つまり盲点――ネイティブはconsidering that(…を考えると)の接続詞whenを疑問副詞whyとペアで相関構文の感覚で使っていますね。

  1. Why is Steve so stingy when he's in the money?
    (うなるほど金があるのに、どうしてスティーブはああもけちけちしているんだ)

ですから原文のwhy節も直接話法(direct speech)なら、

  1. Why do grownups take dreaming so calmly when they can make such a fuss about any holiday?

このwhenを疑問副詞howと共に使うと修辞疑問(rhetorical question)になりますが、このhowとwhenのコンビは修辞疑問の1つの表現形式。

  1. How can I help you when you're not helping yourself?
    (あなたが自分の助けとなることをしていないのに、私があなたの助けになれるわけがないじゃないか)

『英標』の著者は嘘をついていますね。動詞understandはwh節を目的語に取る上にwhyとwhenのペア、why関係副詞の可能性ゼロ、この解説は有害――この「蛇足」の蛇はマムシ。

何が著者を嘘をつくところまで追い込んだのか? 著者は何をcover upしようとしているのか。しかし、『英標』の著者のcover-upをuncoverする前に、まず第I編の中で関係副詞、関係形容詞を確認しておきましょう。

■ 例題3 第2センテンス 関係副詞 that(in the way[that] he does):

It is hardly sufficient to know his manner of life without seeking to find out why he thinks and acts in the way he does.

■ 例題11 第1センテンス 関係副詞 when(when my age):

Very, very early in my boyhood I had acquired the habit of going about alone to amuse myself in my own way, and it was only after years, when my age was about twelve, that my mother told me how anxious this singularity in me used to make her.

■ 例題19 第2センテンス 関係形容詞 whatever(whatever strictness):

Children readily understand that an adult who is sometimes a little stern is best for them; their instinct tells them whether they are loved or not, and from those whom they feel to be affectionate they will put up with whatever strictness results from genuine desire for their proper development.

■ 例題26 第2センテンス 関係形容詞 whatever(whatever illusions):

It may even prove to be the most tragic of all, due to the fact that the conflict penetrated into the remotest corners of the world and that its unprecedented violence destroyed whatever illusions we might have had as to the solidity and permanence of the civilization man was so proud of.

■ 例題30 第1、第2センテンス 関係副詞 when:

The happiest time of my boyhood was that early period, a little past the age of six, when I had my own pony to ride on, and was allowed to stay on his back just as long and go as far from home as I liked. I was like the young bird when on first quitting the nest it suddenly becomes conscious of its power to fly.

■ 例題44 第2センテンス 関係副詞 that(every additional time that):

Any really great book we want to read the second time even more than we wanted to read it the first time; and every additional time that we read it we find new meanings and new beauties in it.

『英標』の著者が「関係副詞」だけでなく「関係形容詞」も使わない理由は自明――関係副詞よりマイナーな文法用語である関係形容詞が顔を出し、関係副詞が姿を見せないのは変ですからね。ちなみに関係形容詞は普段着の「関係形容詞」で第III編の練習問題98の「語句と構文」で「whateverは関係形容詞として用いられている。」と一度きりの顔みせ。

ちなみに例題19の解説81で「whatever以下のNoun Clauseは前置詞withのObjectになっていることに注意する。」とあるのですが、例の「いい加減」に注意する必要があるのは著者自身。

  1. We must be able to cope with whatever problems may arise from this.
    (このことから発生しかねないいかなる問題もうまく処理できねばならない)

この場合、関係形容詞節whatever problems may arise from thisは前置詞withの目的語で副詞句with whatever problems may arise from thisはcopeを修飾――動詞cope(うまく対処する)はcope withでインプットしますが、cope withはイディオムではありません。一方put up with(我慢する)はイディオム、put upに「我慢する」の意味はなくput up withをput upとwithに分けることも分離することもできません(k.は非文法)。ですから正しくは「whatever以下のNoun Clauseはput up withのObject」。

  1. This is the very hardship that you have to put up with.
    (これはまさにあなたが耐えねばならない困難である)
  2. *This is the very hardship with which you have to put up.

『英標』例題11の関係副詞節 ,when my age was about twelve,を著者はあたかも存在しないかのうように完全無視(解説42はwhen節抜き)。

例題11 解説42:
it was only after years that my mother told me 「母が私に語ったのは幾年もたってからのことであった」 it was〜that...only after yearsという副詞句を強調するための構文

「関係副詞」隠しで著者は何を隠そうとしているのか?

例題30 解説125:
when I had my own pony 「専用の小馬をもっていたところの(時代)」 whenから文の最後までが関係詞節(Relative Clause)に」なっていて先行詞(Antecedent)のperiodにかかる。
例題30 解説129:
when on first quitting the nest it suddenly becomes conscious of its power to fly 「巣を初めて離れたときに飛ぶ力のあることを突然意識する時の(ひな鳥)」 on first quitting the nestは副詞句で全体は形容詞節になっている。この副詞句は文頭に置かれてバランスを保っている。

謎の関係副詞when: when節がbirdにかかる時

関係副詞節が「鳥」にかかる時、『英標』の著者も英文法の網にかかったひな鳥(a young bird entangled in the netting of English grammar)に見えますね。

関係副詞は関係代名詞と違い、特定の関係副詞は特定の意味の先行詞――関係副詞whenならtime、boyhood、periodなどの「時」の名詞、birdやbard(吟遊詩人)やBatmanなどが関係副詞whenの先行詞になるわけがありません。

whenが関係副詞でwhen節がyoung birdにかかる、これは矛盾、ここに謎――ここには変形(transformation: 意味が変わらず形態が変わること)のからくりがあるのです。

私がthe young bird when のwhenを関係副詞ときっぱり断言できるのは「からくり」をすでに解明しているから、このwhenは3タイプある関係副詞whenの中でもっとも進化したタイプと判断できるのも変形を熟知しているから。

■ 関係代名詞whichはinの目的語、in whichはdoesを修飾:
  1. why he thinks and acts in the way in which he does
■ 関係副詞thatはdoesにかかる修飾語:
  1. why he thinks and acts in the way that he does
  2. why he thinks and acts in the way he does
    (原文: 『英標』例題3)
  3. why he thinks and acts the way he does

関係副詞と関係代名詞の違いは「副詞」と「代名詞」だけにあるのではありません。2つの関係詞の決定的違いはc.→d.、in the way he does → the way he doesにあるのです。つまり関係副詞はその先行詞(ここではthe way)を目的語とする前置詞句(ここではin the way)を直接その支配下に置くことができるのです。

関係副詞の変形的特質を深く理解することから「謎」解きが始まるのです。

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1つ目のwhenを関係副詞と説明すれば、では2つ目のwhenは?――ということになり、何も言わないと「著者もわからないんだ」がまるわかり。「whenは関係副詞、その先行詞はperiod。」で済むのに、「関係副詞」をだせないものだから「whenから文の最後までが関係詞節(Relative Clause)になっていて先行詞(Antecedent)のperiodにかかる。」。

「わからん」と告白するか、沈黙するか、不自然な「沈黙」ができるだけ「自然な沈黙」になるようあの手、この手の小細工を弄するか――「わからん」と著者は絶対に白状しませんから、並の著者なら「わからん」を含む英文をそも問題文に選んだりしないところが『英標』の著者は並々ならぬ著者、自信満々で英語の弱者にはちょっぴりbullyなまでにbullish、「沈黙」を押し通す強気の策を取った次第。それにしましても著者が例題30の英文に執着してしまったのは運命的。

解説129の「on first quitting the nestは副詞句で全体は形容詞節になっている。」は解説の装い――on first quitting the nestを名詞句や形容詞句と考える人がいるだろうか、when節「全体は形容詞節になってい」てthe young birdにかかるwhenの用法を解説する必要がある、せめて「when節は形容詞節でyoung birdを強く限定する」とし、young birdにかかる同じ形容詞節でも限定の強さが冠詞に反映することを以下の2句で示せば、冠詞のよい勉強にはなるわけです。

  1. like a young bird that suddenly becomes conscious of its power to fly the first time it quits the nest
  2. like the young bird when on first quitting the nest it suddenly becomes conscious of its power to fly (原文)

「この副詞句は文頭に置かれてバランスを保っている。」は意味不明――on first quitting the nest(「文頭」ではなく「when節内の先頭」)は何とバランスを保っているのか、「この副詞句は他の位置より先頭の方が据わりがよい」という意味なら、「on+動名詞句」は文·節の先頭が定位ですから言うまでもないこと。

「on+動名詞句」を実際のライティングで使う心得は「文頭定位」と「動名詞句は軽く」、つまり短くすること――ですからfirstを強めてfor the first timeと重たくすると文は劣化してしまいます。

  1. like the young bird when on quitting the nest for the first time it suddenly becomes conscious of its power to fly

「この副詞句は文頭に置かれてバランスを保っている」は2度目の蛇足、蛇足の足もこれで2本――蛇足の蛇がトカゲになりつつあるということは、『英標』は関係副詞に関して労作ということですね。

彼の影: 英語教育のDARK SIDE

何であれ、教えるという行為に多少の権威は必要ながら、彼のように英語はすっかりわかっている受験英語の第一人者なんて権威ぶると引っ込みがつかなくなるもの――例のwhenで「正体不明につき説明不能」と引かずに、あくまでthe mantle of authorityで無知を覆い隠そうとしたのが例のcover-up、権威のマントで無知を隠せばそこに英語教育のthe dark sideが発生します。

知らないことは「知らない」、わからないことは「わからない」とそのつどマントを脱げば、無知が明るみに出、問題意識が高まり、「受験英語の小さな土俵で、いつまで英語と相撲を取っていても、英語に勝てない」という認識が高まり、英語教育前進の気運も高まるというもの。

黄熱病故にアフリカの地に没した野口英世の人生ドラマ最終幕の基調は悲劇――黄熱病から人々を救おうとして自らもその犠牲者に列したから悲劇なのではなく、黄熱病の病原菌はウイルスで電子顕微鏡のなかった当時の彼の顕微鏡のスコープではどれだけ覗いてもその正体を解明できるわけがなく、その志と努力は尊いものの彼が自らに課した使命は最初から全うできる見込みのないan ill-fated missionだった故。

同じように、英語マスターの志と努力は尊いものの、受験英語では英語ときちんと焦点が合わず(彼の「素通り」もピントはずれの例)、その狭いスコープから英語は大きくはみ出ているのにその小さな土俵で相撲を取り続けるも早晩頭打ち、努力奮闘がますます時間、精力、金の浪費の様相を帯びてくるのは悲劇的――それにしましてもどんなレベルの英語にもぴったり焦点を結び、英語の全スコープをきちんと把握しているTMシステムがある時、「悲劇的」は同時に喜劇的、受験英語の知識と理解で実力以上に見せかけたり、思い込むのは英語学習者側のthe dark side。

There seems to have been real stuff lacking here in our English education, be it public or private, for decades. No real advancement, no real improvement, no really bright things worth mentioning. Now is the time for everyone to ask why.

TMシステム

Copyright © 2012, 2013 遠藤緯己 All rights reserved.

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